岩手産イチョウ原木を製材しました

長さ2.2メートル

太さがおよそ50cm

春の原木市場で仕入れました。

まな板で知られているイチョウ

適度に柔らかくて

刃物のあたりが良く

包丁に優しいので

まな板に使われることが多いことで

知られている木です。

イチョウ＝まな板

として

認知されていると思います。

カビに注意

イチョウは立木の時から

保水力が高く

木の中に水分を

多く含んでいるので

昔から防火の木として

神社や学校、市役所などの

要所に植えられていることが

多いようです。

大火などの際に

木の中の水分

火事の延焼を

防ぐ効果があると

言われているほどです。

保水の少ない

冬季伐採でも

他の原木に比べて

水分は多いので

製材後に一枚板に

カビが生えることがあり

管理に注意が必要です。

イチョウ原木

木口も淡い白色です。

製材機に乗せて

どの角度から

製材のノコを当てるか

決定します。

製材ごとに木を見て厚みを決めます。

何枚か製材しました。

イチョウらしい

おとなしい淡い木目です。

一枚一枚

製材するごとに

木を見ながら

厚みを決めていきます。

今回のイチョウの

一枚板の厚みは

一寸3cm

一寸五分4.5cm

一寸八分5.4cm

で一枚板を製材しました。

まとめ

白木系の広葉樹は

カエデやトチの木などが有名ですが、

イチョウもまた

白から白黄系の

なんとも言えない色味を

出してくれる木です。

このイチョウも

なかなかいい感じの

一枚板が

何枚か製材できたので

とりあえず一安心です。

製材後の保管は

表面がある程度乾くまで

風通しの良い場所で

陰干ししながら

カビに注意します。

木を付けていても

気が付くと

あっという間に

カビだらけになるので

しばらくは

度々様子をみながら

乾燥させます。