アイアン脚に無垢材を取り付けてみた
狭い板に向いているv型のアイアン脚をリメイク
それほど広くない、どちらかというと狭い巾の一枚板に使えそうなアイアン脚を
以前お客さんから教えていただきました。
これがなかなか活躍しそうな感じだったので、
頭の中あるイメージを具現化できないか、いろいろ考えていて
今回ひとつ試作的なものができました。
こんなものを作ってみました。
倉庫にあったフローリングサイズに近い無垢板です。
ヤトバとかジャトバという木材であまり耳にすることのない木だと思いますが
産地はアメリカ大陸の中南米から南米から産出されているようです。
いわゆる業界では唐木(からき)といってシタンとかカリンのような
昔から銘木と言われるような木材の大きなくくりの中にはいるような外国産材になるかと思います。
唐木という木は本来は聖徳太子が活躍していたような昔に
東南アジアで採られた美しい木目や色の黒檀(コクタン)、紫檀(シタン)、花梨(カリン)、鉄刀木(タガヤサン)などの
木材が当時の東アジアで流行の最先端を走っていた中国の唐(とう)で装飾品として加工されて
遣唐使で日本に入ってきた工芸品に使われていた木材で、唐から来た木材、唐木(からき)といわれたらしいです。
木材以外でも中国から入ってきたものを唐物(からもの)といって大変重宝されていた高級品だったり
唐傘や唐草模様、唐辛子とか、現在でも私達が耳にする単語にも唐物が残っていますね。
戦後の銘木業界でも唐木はとても重宝されていたのですが、
東南アジア材が枯渇してきたことで、アフリカ材や南米、中南米材といったところまで広がっていったようです。
このヤトバという木もそういった中で、数少ないながらも日本に入ってきた木材のようです。
この木でつくったブーメランのような形の平板にオイルを塗っていきます。
明るい赤っぽい濡れ色が出てきました。
なんとなくカリン材ににているようです。
板は穴を仕込んでいたのでボルトでアイアンに取り付けていきます。
取り付け完了
こんな感じのアイアン脚になりました。
V型アイアン脚【ヤトバ材底板】 H690 W410 D290
なかなかいい感じのアクセントになったかと思います。
このアイアン脚の上に一枚板を置いてみて
どんな風に見えるのかとても楽しみです。
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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一枚板xオイル仕上げの専門店|木の店さんもく 岩手
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