こんにちは、木の店さんもく、店主の近江です。
シリーズ「店主が推す本日の一枚板」、今日はこちらの高樹齢すぎ一枚板をあらためてご紹介いたします。
木表面は勿論、木裏面にも大きい魅力のある、超個性的な一枚です。
この板と私との出会いから、仕上げの時に感じたこと、どのようにお使いいただけそうかといったアイデア例など、たっぷり語っていきたいと思います。
すぎ一枚板【高樹齢】 1960×550~1160×47㎜【オイル塗装 仕上げ済み】

こんにちは、木の店さんもく、店主の近江です。
シリーズ「店主が推す本日の一枚板」、今日はこちらの高樹齢すぎ一枚板をあらためてご紹介いたします。
木表面は勿論、木裏面にも大きい魅力のある、超個性的な一枚です。
この板と私との出会いから、仕上げの時に感じたこと、どのようにお使いいただけそうかといったアイデア例など、たっぷり語っていきたいと思います。
すぎ一枚板【高樹齢】 1960×550~1160×47㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
この一枚板を仕入れたのは、8年ほど前になります。秋田の市場の倉庫内に所狭しと陳列していたたくさんの一枚板の中に、他の一枚板とは一線を画す異形の姿が目に入りました。
近づいていくと、動きのある木目は細かく緻密で、年輪巾が狭い高樹齢の原木から製材された一枚板だということがみて取れました。

もちろん”ひとめ惚れ”となり、競り(セリ)に参加して落札することができました。
思いのほかライバルも多くなく、それほど競り値もあがることなく、比較的お値打ち価格で仕入れることができました。
後ほど、その理由を知ることになるのですが、、、
仕入れた一枚板が入荷して、ひとめ惚れの一枚板の裏面をみて驚愕しました。

木裏のど真ん中にこんなに大きな朽ちたところがあったとは!?
下見の時には表面だけを見ていて、木裏面まで確認していなかったのが痛恨でした。。これはライバルも出てこないはずだ。。。
一枚板を下見するときの鉄則である表裏をくまなくチェックするという基本的ミスといってもいいでしょう。いい教訓となりました。
木表面にひとめ惚れしたのですが、その裏側がこのような朽ちた窪みがあると、自然乾燥中見るたびに「これどうしよう。。。」と悩んでいました。
まるで鍾乳洞のような見た目。でもなんだか見るたびに惹きこまれる感情が少しずつ芽生えてきました。

鍾乳洞のような朽ちたところは非常にもろく、まるで海辺で造った砂のお城のように、ちょっと触れると崩れてしまうほどでした。
見るたびに触ってるうちにだんだん、モロくやわらかいところが崩れて取れていき、滑らかになってきました。

これはこれでもう少し整えれば、大きく埋めたりすることをせずに仕上げることができるかも、と思えるようになってきました。
もともと惚れた一枚板です。この朽ちたところも景色になるかもと、思い立って一枚板を仕上げることにしました。
朽ちたところの表面を接着剤でコーティングするように補修することで、これ以上ボロボロにならないようにします。
オイルで塗装していきます。

こちらの動画で一枚板をオイル塗装している様子と私の解説をご覧いただけます。↓
木裏面の朽ちたところもオイルで塗装していきます。

一枚板を反対にして木表面をオイルで塗っていきます。

木裏面では見られなかった、耳が木表面では目立つようになってきて、だいぶ印象が変わります。

木表面のオイルが塗り終わりました。赤身と白太がはっきりと分かれ、木目も躍動しています。

末広がりの白太にも動いた木目がアピールしています。

耳の面皮も台面とは質感が異なり一枚板をかたどる額縁の役割も果たし、さらに訴えかけるように主張しています。

この一枚板は木表面の台面もさることながら、両耳の仕上りがワイルドに仕上がっていて目を楽しませてくれます。

台面と耳との質感の対比がイイ感じにでています。

末口に見える耳の割合も大きく、さらに耳が上を向いているのでオブジェ感も増しています。

そして一枚板をひっくり返して反対側、木裏面になります。

朽ちたところの補修も質感を損なわずコーティングした割には、それほど違和感なくいい感じに仕上がったと思います。

大きな朽ちたところが逆に景色となっています。


すぎ一枚板【高樹齢】 1960×550~1160×47㎜【オイル塗装 仕上げ済み】




このすぎの木裏面にある「朽ちた大きい窪み」は、これだけの長さと幅がありますから、「ちょっとしたアクセント」を超えて「木裏の主役」になっていると言えるでしょう。
木表面は座卓・ダイニングテーブル・PC机などとして機能的にお使いいただけるのは勿論なのですが、この木裏面の「朽ちの魅力」を活かした利用法には、どんなものが考えられるでしょうか。
一例として、「苔玉」やミニ盆栽といった植物をここに据えると「和」が感じられる良い風景になりそうな気がします(板が濡れないように、鉢底皿を使います)。
小石なども配置して、ここミニチュアの日本庭園を再現してみるのも大変趣があるように思います。あくまで一例ですが、そんな使い方・楽しみ方も面白いのではないかと思いました。
ここは凹んでいるぶん強度的には周辺よりやや劣るので、あまり重いものを置くのは避けたほうが良いと思いますが、小さい観葉植物をいくつか載せておくのは全く問題ないでしょう。
植物を飾るディスプレイ的なテーブルとして、お座敷やリビングの座卓として、あるいは大切なお客様にお掛けいただく応接室のシンボルとしても、この木裏面は大層映えることと思います。
勿論、あえてこの窪みを「活用」せずとも、この窪み自体を「朽ちの美」として鑑賞することもできるでしょう。また、お座敷の卓を仕切る衝立(ついたて)としても活躍しそうです。
このすぎ一枚板を載せられるおすすめのテーブル脚としましては、木表・木裏面ともにダイニングテーブルの高さで使われる場合でしたら、当店オリジナルの「脚幸」がおすすめです。一枚板を「上に置くだけ」でお使いいただけます。
座卓として低い位置で使われる場合は、ホームセンターなどで手に入る「四角ボックス」などを活用する方法があります。下の記事でお客様の事例をご紹介しているので、こちらも是非お読みください。
また、無垢材を使ったこのすぎ一枚板専用のテーブル脚をオーダーメイドで制作することもできますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
この記事でご紹介したすぎ一枚板【高樹齢】 1960×550~1160×47㎜【オイル塗装 仕上げ済み】は、現時点で在庫がございます。ご検討中の方はリンク先でさらに詳細をご覧いただくか、0191-21-1131までお電話でお気軽にお問い合わせ下さい。店主の私がご対応させていただきます。
全国への配送は勿論のこと、近郊にお住まいの方でしたら配達に伺うこともできますので、お気軽にご相談下さい。
オンラインからのお問い合わせも歓迎しております。各商品ページには写真や動画も多数掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
なお、写真で使用している当店オリジナル脚も販売中です。届いてすぐにセットしてお使いいただけますので、あわせてご検討ください。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
関連記事

木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
| 屋号 | さんもく近江銘木株式会社 |
|---|---|
| 住所 |
〒029-0132 岩手県一関市滝沢字鶴ヶ沢7-53 |
| 電話番号 | 0191-21-1131 |
| 営業時間 |
平日 9:00~17:00 土曜日 9:00~12:00 定休日:日曜日/祝日 |
| 代表者名 | 近江 謙利 |
| info@kinomisesanmoku.co.jp |

〒029-0132
岩手県一関市滝沢字鶴ヶ沢7-53
0191-21-1136
info@kinomisesanmoku.co.jp
平日 9:00~17:00
土曜日 9:00~12:00
日曜日/祝日 9:00~12:00
※予定が変更になる場合がございます。事前にお問い合わせいただけますと、たすかります。