鮮やかな赤身となが〜い黒筋がチャームポイントの「ねずこ」一枚板。エレガントだけれど日々の生活で使い倒していただきたい一枚です【在庫あり】
こんにちは、木の店さんもく、店主の近江です。いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
シリーズ「店主が推す本日の一枚板」、今日はこちらの高樹齢ねずこ一枚板をあらためてご紹介いたします。長さ1510mm・奥行き44〜61cm・厚みは46㎜と、PCデスクやソファーテーブル、リビングやお座敷の座卓、あるいは細身のダイニングテーブルなどとしても活躍してくれそうな一枚ではないかと思います。

ねずこ一枚板【岩手】1510×440~610×46㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
この板と私との出会いから、仕上げの時に感じたこと、どのようにお使いいただけそうかといったアイデア例など、たっぷり語っていきたいと思います。
樹齢が高く、節が楽しみなネズコ
岩手県産のネズコは、たまに市場で見かけるくらいだったので、この一本を見たときには心が踊った記憶がしっかりと残っています。50㎝を超える太さも近年では珍しく、ところどころ幹から飛び出た枝節も、自分に取っては好印象でした。
今回の一枚板を原木から追いかけたダイジェスト動画もこちらからご覧になれます。↓

近づいて木口を見ると、「細かい!」数えるのが難しいくらいの年輪巾に心を掴まれました。「製材したら、どんな表情をみせてくれるんだろう」と頭の中で妄想が巡って、どうしてもこの原木が欲しくなりました。

なんとか落札して仕入れることができ、さっそく製材所で挽いてるみることに。もうワクワクが止まりません!

挽き始めから数枚、大きな節と動きある木目が出てきました。

この材面が出ている一枚板が今回の主役となります。原木の中ほどに位置する広い巾の一枚板となります。朽ちた黒スジも見えています。

製材からおよそ3年間、自然乾燥で保管した後、一枚板に仕上げていきます。今回はもともと長尺だった材を活かしつつ、使いやすい約150cmへとカットし、新たな一枚板として仕上げていきます。

乾燥によって生じた反りを削って平らにしていきます。↓

一枚板として仕上げるために、割れや朽ちたところを補修したり、耳を整えていきます。なるべくもともとの自然な表情を保ちつつ、手を加えるところ、あえて何もしないところの加減に悩みながら、少しずつ進めていきます。

耳の整えは、削り過ぎに気をつけながらネズコの甘皮を残しつつ、表情を楽しめるように心がけて仕上げていきます。↓

今回のネズコ一枚板の表面には浮造り(うづくり)というブラッシングによる目出し加工を施します。表面が細かく削れているので凸凹の手触りを楽しむことができます。特に今回のネズコは年輪が非常に細かいので、さらに繊細に指先で細かな凹凸を感じることができると思います。

諸々作業が終わり、ここから最後の工程になる「オイル塗装」になります。オイルを塗ることでこの一枚板がどのようになるか、とても楽しみな作業になります。

オイルを塗るたびにネズコ独特な深みある濡れ色が出てきました。↓

このネズコ一枚板は赤身の巾が広く、両端いっぱいまでグラデーションの景色を楽しめます。両サイドに縁取られた白太とのコントラストもいい感じです。

耳もところどころに皺(しわ)が入り、甘皮が残った焦げたようなところがアクセントになっていて、ワイルドな見た目になりました。

朽ちたところは補修を加えながら雰囲気たっぷりに仕上がったと思います。焦げたような見た目がこの一枚板のスパイスとなっているようです。

飛び出た節がアクセントになり、そして節の廻りの躍動した木目が景色となっています。

一枚板の赤身に走る朽ちた一本の黒スジがなんとも言えない味を醸し出しています。

PCデスク・座卓など、日々の生活で使い倒していただきたい一枚
高樹齢で年輪が細かく、赤身の発色がなんとも見事なこのねずこ一枚板、木表面に走る黒いラインが格好良いアクセント・チャームポイントになっていて、木の店さんもくにご来店されるお客様もこの板の前でよく立ち止まられて「きれい!」と呟いている姿をお見かけします。確かに、とても美人さんな一枚板です。

入り皮が生み出しているこの黒いラインは、板の中央付近では凹凸がなく平らになっています。左上では朽ちて小さい窪みになっており、板の右側でも浅い窪みになっています。

PC机として使われる場合も、これらの窪みは特に作業の邪魔になることはないように感じます。また、右側の窪みにはさりげなくペンなどを入れ置くと面白いかもしれません。
奥行きは平均で50cmといったところで、PC用のモニターを直に置いても手元が極端に狭く感じることはないと思いますが、耳の形状はモニターアームクランプも挟みやすいタイプですので、モニターを浮かせて使うのも良いのではと思います。

たまに気分転換でお部屋の模様替えをされる時など、板をひっくり返すと迫力のある大きい「流れ節」が映える、こちらの木裏面も楽しめます。木裏側は木表側よりも平らな面積がやや広く、何か作業をされる場合はこちらのほうがほんの少しだけ機能的かもしれません。こちらの風景も圧巻の一言です。

このほとんど炭化しているようにさえ見える黒々とした耳もこの板のチャームポイントです。低い位置に据えてソファテーブルとして、あるいは昔ながらの、「昭和な雰囲気」の座卓として使うのも良いのではないでしょうか。

この耳や台面の景色を眺めながらお茶菓子を楽しんだり、ご家族で楽にあぐらで座って食事すると素敵な時間を過ごせることでしょう。ここで毎日の宿題をしているお子様の姿も浮かんできます。
ネズコという木は、すぎ同様に柔らかい傾向の樹種で、普段使いしていると小キズなどは付きやすいのですが、一方でそうした小キズも硬い広葉樹に比べて比較的目立ちにくい・気になりにくいという特徴もあります。是非日々の生活で気軽に、家族の一員のように接していただければと思います。

「使い倒せるエレガントな一枚」という感じかと思います。お値段もリーズナブルに設定してありますので、「はじめての一枚板」を検討中の方にもおすすめいしたい板です。
このネズコ一枚板に合わせるテーブル脚としましては、木の店さんもくの在庫品では「脚地(きゃっち)」シリーズが特におすすめです(下の写真でも使われているタイプ)。「脚地」はV字型のアイアン脚に無垢材の平板を組み合わせた当店オリジナルのテーブル脚で、板をボルトで留めずに「上に置くだけ」で運用してもまずまず安定する、とお客様から大変好評です。

板と脚のあいだに挟む「滑り止めのクッション」も一緒にお送りしています。勿論、テーブルにより安定感をご希望されるお客様には、お客様ご希望のテーブル脚(※当店在庫品・お客様が他店で購入されたテーブル脚、どちらもOKです)をボルトオンできるような加工(鬼目ナット挿入等)も承っておりますので、工賃が別途発生いたしますが、お気軽にご相談ください。
下は「脚地」の在庫品の一例です。「脚地」シリーズはすべてワンオフ制作で、平板の樹種も様々です。万一売り切れの場合は、新たにお作りすることもできますので、こちらもご相談ください。
在庫状況について
この記事でご紹介したネズコ一枚板【岩手】1510×440~610×46㎜【オイル塗装 仕上げ済み】は、現時点で在庫がございます。ご検討中の方はリンク先でさらに詳細をご覧いただくか、0191-21-1131までお電話でお気軽にお問い合わせ下さい。店主の私がご対応させていただきます。
全国への配送は勿論のこと、近郊にお住まいの方でしたら配達に伺うこともできますので、お気軽にご相談下さい。
オンラインからのお問い合わせも歓迎しております。各商品ページには写真や動画も多数掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
なお、写真で使用している当店オリジナル脚も販売中です。届いてすぐにセットしてお使いいただけますので、あわせてご検討ください。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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オイル仕上げの一枚板 専門店|木の店さんもく 岩手
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
| 屋号 | さんもく近江銘木株式会社 |
|---|---|
| 住所 |
〒029-0132 岩手県一関市滝沢字鶴ヶ沢7-53 |
| 電話番号 | 0191-21-1131 |
| 営業時間 |
平日 9:00~17:00 土曜日 9:00~12:00 定休日:日曜日/祝日 |
| 代表者名 | 近江 謙利 |
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