一枚板を使う上での考え方
一枚板と楽しく付き合うために
木の店さんもくでは
ダイニングテーブルや座卓ローテーブルなど
ある程度大きなテーブルは
脚をテーブルに固定せずに
天板を脚の上に乗せるだけの
シンプルな使い方を提案しています。
最近はご購入されたお客さんも
いろいろアイデアある
置くだけの使い方をサれている方も多いようです。
オリジナル脚の上に天板が乗っているだけの
ダイニングテーブル
一枚板を脚の上に乗せるだけ
天板を脚の上に乗せるだけの
シンプルな使い方なので
板が反って動いた場合は
板と脚の間に隙間が空いて
ガタつきが生じます。
脚と天板が離れるので
その間にクッションを詰めることで
ガタつきをなくすことができます。
木の動きによりだいぶ反ってしまった
モンキーポッドの一枚板をテーブルで使うときに
クッションでガタ付きを軽減する方法を動画で解説しています。
一枚板の動きに合わせて使う
一枚板は大なり小なり動きます。
これは間違いないことです。
よくあることで、
最初に一枚板が動くタイミングが
新しい一枚板を
お客様の家に納品した後で数日から数ヶ月の間で
一枚板が動くことが予想されます。
これは
一枚板がそれまで保管されていたところから
新しい環境に変わったことで
その空間に馴染むために動きます。
そしてそれは
反ったり、割れたりという、
目に見える状態で現れることもあります。
使っている一枚板が
動いて反ったことがわからずに
使っていることのほうが多いように感じます。
それほど軽微な動きもあるし、
目で見て反りを確認できる場合もあります。
経験的にですが、
一枚板の反りや割れは
生活していて支障があったりストレスを感じるほどでは
ないことがほとんどだと思います。
一枚板に四季を経験させる
お部屋の温度湿度の環境や
季節によって木は動きます。
その動きによって
木は反ったり割れたりします。
そうやって
春夏秋冬一年かけて四季を
経験させることで
一枚板が新しい生活環境に
だんだんと馴染んできます。
自然に近いプレーンな状態の一枚板
そもそも
板がそっくり返って
グラスが倒れるほどの一枚板は論外です。
このような大きな動きによって
そっくり返ったり、割り箸ほどの
割れが生じることは
原木から
一枚板を製材した直後(数か月~1年ほど)
が一番多くあらわれます。
大きく反ったり、割れたりした
一枚板はそのままの状態で
使うことは難しいことがわかります。
製材した数か月の一枚板の動きを見て、
その一枚板がテーブルに向いているのか
カットしたりして
別な用途に向いているのか予測していきます。
自然乾燥にこだわっている理由
木の店さんもくでは
一枚板やカウンター材に使われる無垢材は
基本
自然乾燥のみで販売しています。
それはなぜかというと
強制的な乾燥することで
水分を飛ばすだけでなく、
無垢材がもともと内に持っている
脂分まで失ってしまうからです。
木が自分自身でまわりの環境に
順応していくだけの
自然乾燥は
脂分を残したままになるので
無垢材が年を経るごとにエイジングされていき、
何十年後には
古道具のような味わいを出せるようになります。
そして
樹齢の高い一枚板ほど
味わい深くエイジングされる
脂分を持っていると考えます。
なるべくそのままプレーンな状態で
一枚板はテーブルやカウンターとして
みなさんのお部屋で使われているときも
その空間に合わせながら少しずつ少しずつ
さらなる乾燥を続けています。
一枚板になるべく加工をせずに
プレーンな天然無垢材の状態で
家具として使いながら保管していると
考えることもできます。
何年後、何十年後か、
子供や孫の時代になっても
その時にまた新たな天然素材として
使うことができます。
そんなふうに考えてみるのも
一枚板を理解するひとつになると思います。
さんもくデーは毎月第3木曜日に行われています。
フォロワーになるとイベント案内などお知らせします。
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
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無垢材・一枚板などの木材とオリジナル家具|木の店さんもく
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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