”いびつ”だけど存在感ある一枚板

なかなか面白い形の

ブラックウォールナットです。

入荷した時の状態

仕上げ方を思案

この時点で

すでに乾燥していて

いつもなら

さっそく仕上げ

と行きたいところなのですが、

このような

おもしろい形の板の場合は

それなりに加工に

難儀することが多く、

この板も

いざ加工の段階で

この部分はどうしよう

この耳の仕上げどうしよう

という箇所が

いくつかあって

しばらくの間は

時間があれば

この板をながめて

どういう感じに

仕上げていこうか

思案していました。

板の両側に耳があるのですが、

片側の耳が

一部だけ残っていて

残りがチェーンソーで

カットされたような

切り口になっています。

そのあたりを

思い切って切り落としてしまうか

グラインダーなどで

カタチを整える程度で

仕上げていくか、

悩みどころになります。

プレーナー加工

なかなか

答えがみつからず

決断できないでいたので、

とりあえず

カットなどは

後からできるので、

まずは

両面をプレーナーで削って

平らにして

もうすこし完成に近いところまで

加工を進めることにしました。

プレーナー加工が終わって

両面が平らになった板

耳をカット

実際は耳ではなく

チェーンソーの切り口に

なっている部分なのですが

その部分をカットすることにしました。

チェーンソーで切られた

耳のところ。

思い切って

スパっとカットします。

もともと

一部だけ

ちゃんとした耳が

あるので、

そこは

そのまま残します。

まっすぐカットしたり

斜めにカットしたり

職人さんに

希望通りにカットしてもらい

とても助かりました。

オイル仕上げ

耳のカットや

仕上げ作業が終わりました。

プレーナーで削ったことで

入り皮がさらに大きくなっていました。

ここは

いつもならパテ埋め補修するのですが、

今回は内側だけにとどめて

くぼんだ所は

そのままにすることにしました。

植物油のオイル仕上げ&解説動画

ブラックウォールナットはもともと

脂っけがある木なので

オイルと相性がよく

渋い黒味がいい感じで出てきました。

完成

一回目の塗装が終わり

まずは

ここで一段落

完成となります。

ブラックウォールナット一枚板
1500~2000×350~700×48㎜
植物油のオイル仕上げ

アイアン脚に乗せてみて

ローテーブル、ソファーテーブル用の

アイアン脚に乗せてみました。

アイアインの脚が付いて

なんだか

板のトップ部分が

カブトムシのツノに見えてきました。