【一枚板 ”置くだけ” だから出来ること】ソファーテーブルの脚を製作しました。
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
こちらは以前お客様にご購入いただいたケヤキ一枚板になります。
今回、書斎机の天板として使われていたこのケヤキをソファーテーブルの天板として使ってみたい、というご相談を受けました。
この頃に脚になっていた部分はお客様ご自身が用意されたもので、引き出し付きの収納ボックス2台の上にケヤキ一枚板を”置くだけ”で、PCワークなどもできる書斎机として使われていました。
引き出し付き収納とケヤキ一枚板はサイズ感、雰囲気がとてもよく合っていてステキな書斎机になっていました。
このケヤキ一枚板を納品して数年が過ぎたころ、お客様より新たに今回のご相談をいただいたのでした。
同じ一枚板で書斎机からソファーテーブルへ
今回のご依頼は、書斎机の天板として使われていたケヤキ天板をソファーテーブルとして使うための脚の製作依頼です。
材料はこちらになります。
放置乾燥によるホコリや日焼けなどで木目が多少ぼやけていますが、立派なケヤキの板材になります。
プレーナーで両面削ってきれいになりました。
こちらのケヤキ板材を板脚にしてソファーテーブルの脚を作ります。
地面に接地する部分は別のケヤキ材でこちらは年輪巾が細かい材料を使います。
脚の”欠き込み”の役割
ケヤキ材を使った脚が完成しました。
板脚の間にある欠き込みには、2つの役割を持たせています。
今回は載せる一枚板がそれほど大きなものではないので、地面に接地する平足の巾を狭くしました。しかしその分安定性を欠きそうだったので、脚をつなぐ貫(ぬき)を用意しました。欠いたところに貫を入れ込んで、二つの脚を連結させます。まずこの役割がひとつ。
さらにこの欠き込みにケヤキ一枚板をはめ込むことで、”衝立(ついたて)”としても使えるようになります。
雰囲気のある一枚板なので鑑賞目的で衝立としても楽しんでいただけます。
製作した脚のオイル塗装
製作した脚にオイル塗装をした動画も投稿しているので、塗装の様子をご覧いただけます。
オイルを塗っていくと、ケヤキの木目があらわれてきました。
オイル塗装が終わり、脚が完成しました。
板脚、貫き材、楔(くさび)のすべてがケヤキ材です。
お客様へ納品
お客様宅へ納品に伺いました。
書斎机の天板として使われていたケヤキ一枚板が、新しい脚を得てソファーテーブルへと生まれ変わりました。
それほど大きな一枚板ではないのですが、ある程度の自重があるので脚の上に載せるだけでも安定しています(板と脚の間に滑り止めのクッションを入れています)。
“置くだけ”でも使える一枚板なら、このように簡単に用途を変えることができます。
一枚板にボルトなどの加工跡もないので、木表木裏の両面を楽しむこともできます。
一枚板を何の上に載せるかについては、下の記事で詳しく紹介しています。こちらもぜひあわせてお読みいただければ幸いです。
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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