杉赤身一枚板×オイル仕上げ

以前、秋田の銘木市場で仕入れた杉の一枚板です。

製材した後の素材の荒木として市場に出品されていて、

表面には割れ止めのボンドが塗布されています。

片側が切り落とされたストレートカット状態の片耳材。

赤身のきれいな感じの一枚板なのですが、

よく見ると割れがあったり、耳のところがささくれが大きく

仕入れた時は

「耳付きのの方も切り落として両側ストレートカットで仕上げようか」

という感じでいました。

仕上げの段になって

さて耳の仕上げを切り落とすかどうしようか見てみると

ささくれ部分が目割れによってできたようだとわかり、

耳の切り落としをやめて

耳として仕上げることになりました。

普通、一枚板の耳は原木の外側部分なので

白太が耳となります。

でもたまに

目割れなどによって年輪に沿って割れ裂けて

赤身の部分が耳にようになることがあります。

赤身ももともとは白太だったので、

目割れできれいに割れると耳のような自然な形になります。

今回の赤身の耳も全部ではないけど

自然の赤身耳が残っていたので

仕上げることになりました。

木裏面

植物油のオイル仕上げ＆解説動画

すぎ一枚板【赤身】　2150×430~530×43㎜

赤身部分がいい感じに耳になっています。

上の方は削り込んだところもあり

そこは年輪木目がでているのでわかりやすいです。

ここは削り込んで

木目が現れた、いわゆる人工耳になります。

上の方に節が入っていますが、

全体的には赤身で統一された

耳まで赤身の一風変わった

杉の一枚板になりました。

すぎ一枚板【赤身】　2150×430~530×43㎜

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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