市場で仕入れた3ｍの一枚板を仕上げしました。

秋田の市場で仕入れた

杉の一枚板。

製材されてまだ間もないもので、

板の真ん中に割れ止めのボンドが塗られている

素材荒木の板材です。

大小節が入っていて、穴が開いている節もあり、

大きな節の周りは朽ちて

ボロボロになったところもあります。

この板を仕入れたいと思った点は

年輪巾がとても狭く、樹齢が高い木ということが

いいなと思った、大きなポイントで、

赤身の巾が広いというところにも惹かれました。

ちょっと芯に近そうな感じもありましたが、

ある種賭けに出て、割れなければ勝ち！

そんな思いで仕入れた記憶(衝動買いだったかな、、)があります。

仕上げ加工

杉なので比較的乾燥も早く

1年ほどで仕上げることになりました。

木表面は仕入れた時とさほど変わらず、

乾燥期間に板が動いて

多少の順反り(木表側に反ること)になっている感じでした。

木裏面

木裏面をみるとやはり芯に近いところなのがわかり

割れもだいぶ入っています。

大きな割れが木表には出ずに

木裏だけに収まってくれたのはラッキーだったと思います。

広範囲で朽ちたところをパテ埋め補修。

杉皮を使った補修で塗装前の見た目では合格点かなと思います。

表面もうづくり仕上げをして

ここから最終工程の

オイル塗装に入ります。

オイル塗装

植物油のオイル塗装＆解説動画

すぎ一枚板【高樹齢】 3000×800~900×60㎜

納品

この杉の一枚板は

地元で活躍する住宅業者の

「奈々ホーム」さんの新しい展示事務所に納品されました。

奈々ホームさん肝入りの

思いの詰まった住宅展示場なので

打ち合わせや見学、またはイベントなどで

たくさんの方に使っていただける

ビッグテーブルとなりました。

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/