無垢材は傷つく?反る?──一枚板を選ぶ前に知っておきたい“本当のこと”
木の店さんもく、店主の近江です。ブログを御覧いただき、ありがとうございます。
「杉の一枚板って、キズつきませんか?」
テーブルやカウンター、PCデスクにソファーテーブル──一枚板はさまざまな用途で活躍しています。
そんな一枚板をお求めになるお客様から、よくこんなご質問をいただきます。
「杉の一枚板を使うと、キズがつきませんか?」
これは本当によくあるご質問です。つまり、皆さんが無垢材に対して関心を持つと同時に、不安も感じていらっしゃるということですね。
私の答えはいつも同じです。「はい、キズつきます。」
ただし、もちろんこれで話は終わりません。

無垢材の“デメリット”って、どこまで本当?
無垢材のメリットはよく知られています。
天然素材ならではの質感
あたたかみ身体にやさしい安心感…
ですが、皆さんが本当に気になるのは「デメリット」のほうですよね。
よく言われるのが、
割れる反る
ねじれる
暖房の近くに置けない
杉などはキズがつきやすい
汚れがつきやすい
といった点です。
これを聞くと、確かに心配になるのも無理はありません。
「やっぱりやめておいた方がいいのかな」と悩んでいる方にこそ、知っていただきたいことがあります。

本当に怖がるべき「反り」や「割れ」って?
無垢材が「割れる」と言っても、割り箸のようにパッカリ真っ二つになるわけではありません。
「反る」といっても、グラスが傾いて倒れるほど極端なものは基本的に扱いません。
木は自然のもの。気温や湿度によって伸び縮みするのは“当たり前”のことです。
それを「欠点=デメリット」と感じてしまうのは、誤解やイメージによるところも大きいのです。
一般的に無垢材のデメリットと言われているものは、先入観や思い込みからくる「イメージ」的なものが多く、
割れる→割りばしみたいにパッカリ割れる!?
反る→グラスが傾いてこぼれるほど!?
ちょっと極端な例かもしれませんが、そんな風に思っている方も中にはいるのです。
デメリットとされていることが、どの程度のことなのかがなかなか伝わりづらいことが原因なのだと考えます。
無垢材がこのように思われているとすれば、いくら欲しくても怖くて使うことができないと思います。

無垢材にデメリットはありません。
無垢材にデメリットが無いなんて、あまりにも極端で、ちょっと乱暴に聞こえるかもしれません。
しかし天然素材である無垢材にとっては、動いたり、割れたりというのは当たり前のこと。
その当たり前のことに対して「デメリット」というレッテルが貼られているのが現状のように思えます。

木の店さんもくでは、ダイニングテーブルや座卓ローテーブルなど、ある程度大きなテーブルは、基本的には天板を脚の上に載せるだけのシンプルな使い方をご提案しています。
脚の上に天板が載っているだけのダイニングテーブル↓

板は動きます。
これは間違いないことです。
お部屋の温度湿度といった環境の変化によって、そして季節によって、木は反ったり割れたりします。
天板を脚の上に載せるだけというシンプルな使い方をすると、板が反って動いた場合は板と脚の間に隙間が空いてガタつきが生じます。
脚と天板が離れた時は、その間にクッションを詰めることでガタつきをなくすことができます。
そもそも板がそっくり返ってグラスが倒れるほどの一枚板は論外です。
木の店さんもくでは一枚板やカウンター材に使われる無垢材は、基本自然乾燥のみで販売しています。
そしてなるべく自然に近いプレーンな状態で販売しています。
それはなぜかというと、お客様に一枚板の経年変化を楽しんでいただくこと、天然素材の無垢材だからこそのエイジングによって、最終的にはテーブルやカウンターが古道具のような味わいを出せるようになることを目指しているからです。
新品のキズは目立ちやすい
冒頭で「杉の一枚板をカウンターに使うとキズつきませんか」という質問をあげました。
これも考え方ひとつでとらえ方が大きく変わると思います。
新品のきれいな状態で納品されて大事に使い始めていて最初についたキズはとてもショッキングなものです。
新車だったり新しい靴やカバンなどと一緒です。
本革などもそうだと思いますが、無垢材など天然素材の場合はキズが年数を経過することで味として認知されることが当たり前の素材です。
汚れやシミなども同じことが言えます。
最初のシミや汚れ・キズはとても目立ちますし、精神的なショックも受けます。
しかしそうした汚れやキズも、使っていくうちに気づかなくなったり、目立たなくなったりしていくものです。
そして気が付いたころには使い古された味のあるものになっているのではないでしょうか。
そうした「味」になりうるということこそが、無垢材などの天然素材の魅力であると考えます。
ご相談はお気軽に
木は一般に動く、割れる、ことが当たり前です。さらに、テーブルやカウンターに使われる一枚板には個体差もあります。
一枚板にはそれぞれクセや個性があり、動いて反ったり割れたりするのですが、その動きかた・反りかたは、ある程度予測ができたりもします。その一枚板をどのような場所で、どのように使われるご予定なのか、といった情報を事前にいただけると、この板はその用途にはおすすめできる、あるいはできない、といった適切なご提案を差し上げられるようになることもあるかと思います。
もし気になる一枚板があって、こんな使い方を予定している、ということがおわかりになっている場合は、ご相談いただければ、適切なご提案ができると思います。
お気軽にお電話で、またはお問い合わせフォームからご相談いただければ幸いです。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
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