岩手県産の椹(さわら)一枚板を仕上げました。

今回は4ｍのサワラ一枚板を

オイル仕上げしたお話しです。

原木との出会いは

2年ほど前に遡ります。

２年前の7月頃

岩手県の遠野産のサワラ原木が

出品されている情報が入り

おなじ岩手県内なのですが、

普段はほとんど行くことのない

遠野の原木市場に出品されていて

2時間ほどかけて

原木を下見にいったほど

興味をそそられる原木でした。

4ｍ×70㎝

太いところは90㎝あり

なかなか見ることがないサイズの

サワラ原木でした。

7月に出品されていた原木なので

間違いなく冬季伐採ではない

最悪6月頃に伐採も考えました。

本来ならば

手を出してはいけないと決めている

夏伐採の原木でした。

しかし

こんな太いサワラなんて

なかなか出てくることがないし

広葉樹と違って針葉樹

さらに乾燥が早いサワラである

という

都合のよいことを考え

そして

やっぱりどうしても欲しい！

頑張って入札することとなりました。

運よく落札することができて

原木市場の関係者に聞いて

地元の遠野の製材所を教えてもらい

さっそく製材することに

遠野の製材所にて

原木は枝節があり

役物を取るよう丸太ではないのですが、

自分的にはどんな節が出てくるか

とても魅力的な原木で

製材がとても楽しみでした。

製材動画

いい感じの材面が出てきました。

60~80cmほどの一枚板が数枚取れました。

その後

製材した一枚板を

自然乾燥で保管して

およそ2年が経過しました。

水分がたっぷり含まれた」製材直後もそれほど

ズブナマ感はなかったので

立てた状態で保管することも

比較的楽でした。

原木の外側部分の板は

一年半くらいで

一枚板で仕上げて問題ないほどの

乾燥状態でした。

およそ2年経って

ほとんど使えるくらいの乾燥状態で

今回

長物で仕上げることになりました。

両面プレーナー、サンディング

補修などが終わり

これからオイル塗装に入ります。

植物油のオイル仕上げ&解説動画

オイル仕上げ

さわら一枚板【岩手】
4030×480~800×46㎜

大小きれいな生き節がバランスよく

台面に乗っていて

なかなかいい感じの

一枚板に仕上がったと思います。

さわら一枚板【岩手】
4030×480~800×46㎜

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