大きなナラ一枚板を塗り替えリメイクしました。

リビングでお使いの

ナラ天板の塗り替えリメイクをされたいという

お客様からのご依頼です。

下見に伺ったときに

拝見したナラテーブル

けっこう大きな一枚板で

巾と厚みがあり、

これほどのナラの天板は最近あまり見かけないこともあって

第一印象は

立派だなあと感心しました。

天板には両面とも

ウレタン系の塗料がされていました。

イスで使えるテーブルへリメイク

お客様からお話を伺い

天板をオイル塗装で

塗り替えをメインに

現在の高さ40㎝ほどの

ローテーブルから

イスで使える高さへ変更するため

脚を新たにするテーブルへのリメイクも

ご希望されていました。

動画でも解説しています。

天板を引き取り

いろいろ見てみると

このナラ一枚板

お客様のところでは

それほど気にならなかったのですが

けっこうネジレがひどく

かるくプロペラの羽のような感じになっていました。

実際にお客様のところでも

今までそうだったように、

脚の上に乗せて使う

置き脚タイプのテーブルなので

多少の反りやネジレはクッションを

挟むことでガタつきなどは

軽減されるので

ストレスなく使うことができます。

最低限の反りとネジレを取るために

両面プレーナーで削って

平らにしていきます。

プレーナーの裏面削りは

反りやネジレがひどかったところを

削り残しすることで

厚みを薄くすることなく

削り仕上げをしました。

ここから仕上げの作業に入っていきます。

両耳の部分のウレタン塗装を

グラインダーで剥がしていきます。

現状をあまり変えずに

削りすぎないように

ギリギリで塗装を剥がしていきます。

無数の虫穴

両面プレーナーで削ったことで

ウレタン塗装も剥がれて

ナラ一枚板の木地が出てきました。

樹齢の高いナラの渋い色の材面が

とてもいい感じです。

しかし

削ったことで今までそれほど目立っていなかった

たくさんの虫穴が

現れました。

虫穴の補修

虫穴をパテで埋める作業をしていきます。

虫穴の補修動画

仕上げサンディング

虫穴や割れの

パテ補修も終わり

全体をサンディング(ヤスリ掛け)して

仕上げていきます。

オイル塗装

最終工程の

オイル塗装になります。

テーブル脚

今回使っていただく

テーブルの脚は

4種類の木材を使った脚になります。

岩手産クリ、岩手産キハダ材

黒いのが東南アジア産のコクタン

赤い木はアフリカ産のブビンガ材になります。

脚にもオイルを塗っていきます。

脚はイスを使ったダイニングテーブル

倒すことで、ローテーブル(座卓)としても使える

2way、2種類の使い方ができる脚になります。

脚を倒すと

ローテーブル(座卓)の脚になります。

天板を乗せて

完成です。

一枚板を削ったことで

新しい木地がでてきて

ナラの木目がしっかり主張して

イイ感じの仕上がりになったと思います。

完成・納品

ビフォー

アフター

オイル仕上げで

しっとりと仕上がり

リメイクされて

これからまた

ご家族とともに

エイジング(経年による進化)を重ね

さらに味がでてくることでしょう。