杉一枚板の座卓をリメイク

お客様よりお問い合わせ

以前に作業した

座卓からダイニングテーブルにリメイクした

ブログと動画を見たという方から

問い合わせをいただきました

先代から譲り受けた座卓の

リメイクを希望されていました。

電話である程度お話を聞かせてもらい

画像を送っていただきました。

送っていただいた画像

座卓の全景

木口から

耳の仕上がり

割れた節

パテ埋めされたところのはがれ割れ

裏側の様子

脚の取付け部分

経年による塗装の劣化で

色あせた感じや

生活の中でついたキズで

使用感がありますが、

節が大きく年輪が細かい

樹齢の高そうな

そして

上質な杉であるということは

画像からも

よくわかります。

リメイクの内容としては

天板の塗装の塗り直しをして

置き脚の上に

乗せて使うので

さんもくオリジナルの

ダイニング＆ローテーブル兼用

脚セットを用意します。

リメイク作業開始

動画でも解説しています。御覧ください。

まずは座卓の脚の取り外し。

実際に作業するまで

どのような取り付け仕口に

なっているかわからなかったので

外してみて

ほぞ穴の大きさや深さを確認しました。

両面プレーナー加工

板の反りを平らにすることと

ウレタン塗装を削り取ることを

同時に行ないます。

プレーナー加工動画

裏面のプレーナー

表面を削って行きます。

両面プレーナーで削り終わりました。

座卓の脚を外したホゾ穴は

木で埋めることにしました。

アフリカ産のブビンガ材は

とても硬く

そして赤い木なので、

埋め木の役割と

裏面ですが、

赤色で見た目もすこし

華やかにします。

脚穴をブビンガ材で塞ぎました。

一枚板を整えていく作業

耳に残っている

ウレタン塗装をグラインダーを使って

剥がしていきます。

もともと埋められていたパテが

板の動きによる割れで開いていたので

そのまま活かしながら

隙間が空いたところを

新たにパテ埋め補修していきます。

うづくり仕上げ

表面の仕上がりは

浮造り（うづくり）仕上げになります。

丸いブラシが付いたホイールサンダーを使って

ブラッシングしながら

目出ししていきます。

パテ補修

裏面のパテ補修

オイル塗装

もろもろの整え作業が終わり

これから

最後の作業である

オイル塗装に入ります。

ウレタン塗装だった天板から

オイル塗装になって

どのような見た目になるか

とても楽しみな作業です。

しっとりオイルで仕上がりました。

脚に載せて完成です。

納品

リメイクされた座卓が

オイル塗装で雰囲気が変わって

お客様のもとへ

そして

もともとあった場所へ

設置されました。

ダイニングテーブルとしても使える

脚ですが、

以前のように

座卓として使うため

脚を倒して板を載せています。

無事納品となり、

これからまた

ご家族と共に長い年月

一枚板に歴史が刻まれていくことでしょう。