床柱のリメイクや一枚板の仕上げなど

製材直後の一枚板

製材したばかりの一枚板。

地元岩手のケヤキ、クリ、キハダやセンなど、原木から

いい感じの一枚板を製材することができました。

今まで、原木だったものからいきなり製材されて

一枚板たちは外界の空気にさらされてショック状態。

少し密閉した状態で重ねておいて環境に慣らせます。

トラックから降ろして、しばらくこのまま寝かせてから

倉庫の中に立てかけて保管していきます。

床柱のリメイク

床柱として使われていた黒檀(コクタン)をリメイクします。

50年前のお家では床の間の床柱として使われていて

新しいお家では床の間の床框(とこかまち)になります。

長押を入れ込んだ刻み跡が見えます。

上の方に見えるのは廻り縁の刻み跡でしょうか。

白太と黒々とした赤身のコントラストが面白い床柱なので

二面が現れる床框(とこかまち)では

正面と上端(うわば)をどうするかで

だいぶ印象が変わる感じです。

そのあたりの見え方もとても楽しみです。

杉一枚板の仕上げ作業

倉庫の中では、杉の一枚板の仕上げ作業をしていました。

この一枚板は高野山の杉一枚板とのことで

以前に秋田の市場から仕入れてきて、今回仕上げることになりました。

高樹齢の高野山の杉は独特な香りがあり

サンディングの作業で倉庫の中が香りで立ち込めます。

大きく朽ちたところのパテ埋め

木口からの年輪

赤身も白太もとても緻密です。

耳は甘皮が付いていてワイルドでいい感じです。

大きな節の廻りの補修。

節の中心が抜けていて貫通しています。

ここはこのままにするか埋めるかちょっと悩ましいところ。

とりあえず全体像が見えてきたところでどうするか決めたいと思います。

それぞれ

また報告していきます。

お楽しみにしてください。

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