今シーズン最後の原木市場で、大きなカエデ原木を仕入れました。
盛岡の原木市場でハンノキやカエデの原木を仕入れました。
盛岡の原木市場で気になった原木が何本かあって
入札して何本か落札できました。
岩手県内の原木市場はおよそ10箇所ほどあって
年間を通して月一回のペースで市日で入札が行われています。
日本では昔から「立木の伐採は(秋)彼岸から(春)彼岸まで」と言われていて
自分としても
冬季間に伐採された原木を仕入れたいので
だいたい12月くらいから4月くらいまでに開催されている原木市場で仕入れるような感じです。
もちろん例外もあって
季節が外れている時期に「これはっ!」と思うような原木が出品されていることもあるので
そんなときは仕入れてしまうこともあります。
そのような感じで
原木の仕入れをしています。
今回は盛岡の原木市場で仕入れることができた原木が何本かあったので紹介していきます。
4月中旬の市日だったのですが、
広葉樹もたくさん出品されていました。
youtubeでも紹介しているのでぜひご覧ください。(チャンネル登録よろしくお願いいします。)
落札できた原木たち
ハンノキという木はあまり馴染みがないと思いますが
北米のアルダーと同種で
アルダーはエレキギターのボディ材としてその界隈では定番の木材のようです。
岩手の原木市場でもたまに目にするハンノキなのですが、
太いものは珍しく
今回の56cmは興味をそそられ、入札しました。
比較的素直な感じの原木で実も詰まっていそうです。
ハンノキ原木 2.1m×56cm
ボコボコの原木
もう一本ハンノキを落札することができました。
こちらはカタチがイビツで、枝があったり節が朽ちていて
一見大丈夫か?と思いたくなるような原木なのですが、
自分的にはとても楽しみで
この原木からどんな一枚板が出てくるのか
木目は? 節はどんな感じ? 朽ちてるところもあるのか?
もしかして腐ってるところもある?
この原木をみていると、いろんなことが頭をよぎり
ワクワクしてきます。
製材がとても楽しみです。
ハンノキ原木 2.1m×50cm
巨大なカエデ原木
このカエデは表記されていたサイズが
2.4m×60cmとなっていたのですが、
実物をみてビックリ!
直径90cmを超えるくらいの巨木でした。
なぜ表記が60cmだったのか
それはおそらく原木の凹凸が激しく
細いところで計測して、60cmの表記になったのかなと思われます。
見た目はビッグサイズなのですが、
よくみると凸凹が大きくカタチは面白い一枚板が取れそうです.
あまり歩留まりは良いとは言えなさそうです。
それと芯のまわりに「目割れ」「目まわり」といわれる年輪に沿った割れが入っています。
その部分は一枚板にしてもすぐに割れてしまうような部分なので
そのように見ると多くの一枚板は期待できなさそうです。
そんな感じでこの原木を実てましたが
やはりカタチがイビツで面白いので
どんな表情の一枚板が出てくるのかとても楽しみです。
今年の冬から春シーズンの原木の仕入れも今回で最後となります。
3本の原木を仕入れることができました。
それぞれ特徴があって、どれもすごく楽しみです。
製材する際は、youtube動画にて投稿しますので
ぜひご覧ください。
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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