この記事では木の店さんもくが以前仕上げた一枚板を題材に、大きく朽ちた所をパテで埋める方法を紹介していきます。

「自分で仕上げる一枚板」をご検討されている方には参考になる内容だと思いますので、ぜひご覧ください。

手のひらサイズの大きな穴をパテ埋め

こちらはなかなか大きな朽ちた穴があったので平らに削ってはみたものの、仕上げに躊躇していた杉一枚板です。

板の中に大小さまざまな節が入っています。

朽ちたところが大きく窪んでいて、そのままではなかなか使いづらくなっています。

これほどの大きな朽ちた穴は、オガ粉などで埋めることが多いのですが、結果人工的な感じになって、かえって目立ってしまいます。

自然な感じのパテなどないものか、どんな埋め補修が良いのか悩んでいました。

そんなとき別件のパテ埋め補修で試しにオガ粉の代わりに杉皮(すぎかわ)を使ってみたところ、あれ、なんかいい感じだぞ、となり、今回の朽ちた大穴で杉皮を使ったパテ埋めにトライすることになりました。

この大きな穴を埋める作業をやっていきます。

まずは接着剤をパテのように使っていきます。

穴の内側に膜のように塗っていきます。

その次に杉皮と接着剤をつかって埋めていきます。

詳細な作業の画像など撮れていなかったので、こちらのパテ埋め記事も参照してください。

パテ埋め補修の「新しい技！？」

杉皮を使ってだいぶ埋まりました。

サンディングで整えていきます。

あとは細かいところを接着剤とおが粉を使いながら固めていきます。

パテ埋めが完了しました。

接着剤の気泡がかなりなくなって、朽ちた部分を違和感なくパテ埋め出来たと思います。

今回パテ埋め補修をした杉一枚板のオイル塗装＆解説動画もぜひご覧ください。

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仕上げやオイル塗装については、下の記事もぜひご参考にどうぞ。自分で仕上げるために必要な道具や、ノウハウなどをご紹介しています。

「自分で仕上げる一枚板」の作業に必要な道具を紹介します 迷ったらこの3つだけでOK！【初心者・低難易度の板向け】

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