一枚板の乾燥についての考え方

一枚板がなるべく

反ったり、割れたりしないように

なるべく樹齢の高い原木や

冬に伐採された原木を選ぶようにしています。

原木から製材した一枚板は自然乾燥します。

一枚板が本来の性格を妨げないように

動きたい様に、反りたい様に、割れたいように

木、自身が心地よい形になるように見守ります。

そのために

なるべく一枚板を重ねて保管する

”桟積み”はせずに

倉庫内に立て掛けて自然乾燥させていきます。

理由は

そうすることで

一枚、一枚の板が

どのような性格を持った木なのかが少しでも

わかるようにしたいのです。

桟積みすると

何枚も一枚板が重ねられることで

上から重しのように重力がかかり

一枚板は一見、

真っすぐを保ったように見えるのですが、

強制的に重しを乗せた状態で

何年も保管されたとしても

木の性格は矯正は難しいと考えます。

いろいろな考え方があるので

どの方法が最良か正直わかりません。

しかし

私たちの考えは乾燥中は木が

反りたい様に割れたい様にさせることで

一枚一枚の

性格を知ることを優先しています。

そしてそれを知ることで

その後の適材適所を見極めて

テーブルの天板にしたり

カウンターにしたり、短い板に使ったり

その一枚板が

一番よい使い方がされるように

提案していこうと考えています。

木は私たちの予想やイメージを

簡単に覆してきます。

まだまだ

わからないことばかりの一枚板、無垢材。

割れても良い様に反っても良い様に

自分たちも、おおらかな気持ちでもって

接していけたらと思います。

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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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