【オイル仕上げの一枚板、よくある質問】キズや汚れが“味”になる。オイル仕上げの一枚板と心地よく暮らすコツ
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
はじめての一枚板。
一枚板のご購入を検討しているお客様から、よくこんなご相談をいただきます。
「オイル仕上げって汚れやすいですか?」
「杉ってやわらかいからキズがつきやすいと聞いたんですが…」
お気持ち、よくわかります。はじめての一枚板。大切に使いたいと思うのは当然のこと。
だからこそ、最初の汚れやキズに気づいたとき、とてもショックを受ける方もいらっしゃいます。
でもそれは、革靴やカバン、家具など“本物の素材”と暮らし始めるとき、誰もが通る道かもしれません。
一枚板は、汚れやキズが「味わい」になる素材
天然木の一枚板は、合板や塗装家具と違い、キズやシミが“味”になります。
新品はいつか新品ではなくなるのです。
個人差はありますが、だいたい1週間から1ヵ月ほどで、細かなキズや汚れに対する感覚も変わってくるお客様が多いです。
オイル仕上げの一枚板は、革の鞄や靴と同じく、“育てていく楽しみ”がある素材です。
最初は気になるその小さなキズも、使っていくうちに自然と目立たなくなり、気づけば「いい雰囲気になってきたな」と思える日がきっと来ます。
気が付いたころには使い古された味のあるものになっていくのではないでしょうか。
それになりうるものこそが無垢材などの天然素材なのではないでしょうか。
輪ジミにはちょっと注意
とはいえ、気になるのが「輪ジミ」。
湯呑みやグラスの跡がクッキリ残ると、他の小さなキズよりも目立ってしまいます。
そんなときも慌てなくて大丈夫。 オイル仕上げの一枚板は、紙ヤスリで軽く磨いてからオイルを塗り直せば、かなり目立たなくなります。
ただし、毎回「ジミがつく → 消す」の繰り返しでは、さすがに疲れてしまいますよね。
輪ジミを防ぐには、コースターを使うだけでぐんと効果的。 また、軽いシミなら蒸しタオルで軽減する方法もあります。
蒸しタオルで輪ジミを目立たなくする方法もあります。↓
一枚板の本当の価値とは
一枚板は、使い込むほどに風合いを増し、暮らしに溶け込んでいきます。
万が一深いキズやシミがついても、削って再塗装することで新品のように蘇るのが無垢材の魅力です。
そして何より、そうやって刻まれたキズやシミさえも、思い出や歴史の一部になっていく。
そんな経年変化(エイジング)こそが、一枚板の“育てる愉しさ”です。
お気軽にご相談ください
一枚板や木材、素材選びのこと、メンテナンスのこと、「これってどうなの?」と思ったことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
「ちょっと聞いてみたい」そんな軽い気持ちで大丈夫です。
これまでの経験をもとに、できる限りわかりやすく丁寧にお応えいたします。
ご連絡はお電話やお問い合わせフォームから、お気軽にどうぞ。もちろん、お店へのご来店も心よりお待ちしております。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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