落書きたっぷり、長年使われた座卓を塗り替えリメイク

四国にお住いの方からのご依頼です。

お使いになっている座卓を

PCデスクにリメイクを希望されています。

お問い合わせから

メールで画像を送っていただき

どのような状態なのか確認します。

四国から岩手へ

お客様がお住いの四国から

木の店さんもくがある、岩手まで

どうやって輸送するかという

大きな問題がありました。

ヤマトのホームコンビニエンスが

テーブルなど家具の輸送に良さそうということで

お客様のほうで手配していただきました。

そして無事到着

画像でみていた座卓が到着して

実際に目にすることができました。

重く硬い材料で

この時点では

アフリカ産のオクメ材かなと思っていました。

座卓の四方に

飾り付けたように彫られた

人工的な耳があり、

このまま残すか

切り落としてストレートカットするか

迷いどころです。

お客様からは

「おまかせします」のお言葉をいただき、

ありがたい反面

プレッシャーも感じながら検討していました。

まずは

両面を平らに削ってみて

そこから耳の仕上げをどうするか

決めようと思います。

動画でも紹介しています。

両面プレーナー

機械にのせて

ここから両面を削る加工になります。

初見ではそれほど

反ってるようには見えなかったのですが、

長年のなかで

多少の木表側への順反りになっていました。

板の真ん中付近に削り残しができました。

座卓の縁取り部分も

平らに削りました。

反対側を削って行きます。

プレーナーで削ってみて

赤い木地が見えたのと

木目の雰囲気から

おそらく

アフリカ材のブビンガではないかと

思われます。

四方にあった飾り耳は

木口のほうはスパッと切り落とし

木端方向は

ほんの少しだけ既存の彫りを残して

ストレートカットしました。

サンディングが終わり

ここから

PCデスクにするための

アイアン脚を取り付け加工になります。

取り付ける脚は

Flexispot製で

電動で天板が上下する

スタンディングデスクタイプの

脚になります。

オイル仕上げ

取り付けた脚をいったん外して

天板にオイルで

塗装していきます。

電源を通して

動作確認です。

高さは低いところで60㎝くらいから

高いところで125㎝くらいまで上がって行きます。

脚はお客様が選んだ

ホワイト色になりました。

座卓として使われていた一枚板を

削ってオイルで仕上げて

PCデスクとして

ガラッと様変わりしました。

これからまた

ご家族とともに長い間

使われて行きます。

末長くよろしくお願いします。

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