庭に立っていた木からできました。【製作編】
カキの木をハギ合わせて天板を作りました。
お客さんが持ち込まれた板材。
カキの木ということで、
ご実家に長年あった柿の木を伐採して
その時に製材して板にしたそうです。
板になってから数年経過したとのことで
見た目も重さからもだいぶ乾いている感じでした。
この板を使って
テーブルの天板を製作するという
ご依頼をいただきました。
もうすでに
ある程度までカットされていて
接ぎ合わせの位置も決まっていて、
もうご自分でできるのでは?
と思うほど整えられていました。
でもそこは柿の木です。
持ち込まれた材を見て
ずいぶん安定した素直な柿の木だな
という印象でした。
もっとぐんにゃりネジれていたり、そっくり返っていても
驚かないほど、
柿の木は製材後に大きく割れたり反ったりする木です。
一見、真っ直ぐに見える板材を見て
まさか生材?と疑うくらい。
でも
並べてみると、そこはやはり柿の木で
安定していると言っても
実際に接ぎ合わせとなると
かなり薄くなりそうな予感も。
幸いにサイズがそれほど大きくない天板なので
なんとか接ぎ合わせはできそう。
平らなところに置いてみると
大分ねじれています。
職人さんと接ぎ合わせの打ち合わせをして
ちょっとイレギュラーな方法で加工することになりました。
ここがイレギュラーなところ。
一枚大きくねじれている板をプレーナーで真っ直ぐに削ると
薄くなりすぎてしまうので、
表面だけを平らにして
裏面は削らないところをあえて残して
写真のように段差がある接ぎ合わせにしました。
裏面はこんな感じだけど
表はテーブル台面として問題なく使えることになります。
お客様より
発送してからまもなく、
お客様より、
設置された画像が送られてきました。
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届きました。
素晴らしい出来栄えに、家族一同喜んでおります。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。
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ご実家の庭にあった
思い出の柿の木から
新しい天板の製作。
テーブルとしてこれから
ご家族とともに長い間
暮らし、
また新たな思い出を刻んでいくことになります。
このような仕事に関われて
とてもありがたく、
ご依頼をいただき感謝です。
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
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