脚の上に置くだけ使う、皮目が渋いケヤキ一枚板

皮目のところが目立っていて、形が特徴あるケヤキの一枚板。

原木の外側の方に位置するのか、凸凹の出入りがある原木だったのか、

外側であればもっと白太が多いはずだけど、

その割には赤身が多く中程の板の感じの台面。

二股になりかけのような

平らに近い耳があって、

果たしてどんな形の原木だったのだろう。

そんなことを思ってしまうケヤキです。

年輪は緻密で

木味がよく、硬いケヤキの中では柔らかい感じの

いわゆる「糠目（ぬかめ）のケヤキ」といわれる

高樹齢の一枚と思われます。

木裏面

木裏は耳が無い分、広い台面になっていて

テーブルにした時には、こちら側を表面に使えば

広く機能的な使い方ができそうです。

素材の状態から両面をプレーナーで削って平面を出して

サンディングや耳を仕上げ作業をしていきます。

古い木で割れは所々にあるものの

なんとか補修をしながら整えて

オイル塗装まで加工が終わりました。

オイル塗装

一枚板を仕上げる作業の中で、一番の楽しみである

オイル塗装です。

はたしてどんな木目が浮き出て、

どんな濡れ色の材面が現れるのか楽しみです。

まずは木裏から塗っています。

植物油のオイル塗装&解説動画

オイル塗装で仕上がった木裏面

オイル塗装された木裏面です。

木表と違って、

耳が見えないので

表面とはだいぶ印象が変わって見えます。

自然なシェイプはありながら

赤身の巾が広く、

シンプルな板目杢です。

板をひっくり返して、木表面を塗っていきます。

木口を塗装すると

一枚板が立体的に見えてきます。

木表面の大きく上を向いた耳の塗装。

ひと塗りするたびに

耳の色味が変わっていきます。

けやき一枚板【高樹齢】 2060×620~780×61㎜【植物油オイル仕上げ】

けやき一枚板【高樹齢】 2060×620~780×61㎜【植物油オイル仕上げ】

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/