素材の個性が、音になる──作家が選んだ“未完成”の一枚板
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
先日、お客様がご来店され、数枚の一枚板をご購入くださいました。
いずれも、仕上げ前の「荒木(あらき)」と呼ばれる乾燥保管中の素材で、まだ加工されていない状態のものです。
今回この一枚板をお求めになったのは、**ライアー(竪琴)**という弦楽器を製作されている作家の鬼塚さん。
それぞれ形に個性があり、カウンター材としては巾がやや足りなかったり、耳(木の皮部分)が残っていて使いどころが難しいような板も、ライアーづくりには大切な素材として選ばれました。
こちらがライアー作家の鬼塚さんと製作されたライアーです。↓
とても美しいフォルムと音色が魅力の楽器です。

選ばれた一枚板たち
今回お選びいただいた材は、どれも個性的な表情を持った岩手県産の一枚板たち。

左の鮮やかなオレンジ色は「イチイ材」その隣の落ち着いた色味は「キハダ材」次に「クリ材」が2枚

手前のユニークな形状の板は「サクラ材」

こちらはカバ科の「ミズメ材」↓。カエデにも似た質感があります。楽器の美しさは、こうした自然素材の個性からも生まれるのだと、改めて感じます。

選ばれた一枚板はどれもカタチが個性的で、ここからどんなライアーになっていくのかとても楽しみです。

楽器の音を支える小さな材
もう一つ、重要なパーツに使われる材も選ばれました。色の濃い方はケンポナシ、白い方はイタヤカエデ。どちらも岩手県産です。

「駒(こま)」や「ブリッジ」と呼ばれる弦を支える小さな部品です。見た目には地味ですが、音の響きをボディに伝える大切な存在です。鬼塚さんはこの小さな材にも、一枚板と同じくらい真剣に材を選ばれていました。



木の可能性は、もっと広がる
鬼塚さんとライアー

以前製作されたライアーには「桑(クワ)材」が使われており、エイジングによって深みのある渋い色合いが出ていました。こうした変化も、無垢材ならではの魅力です。
今回の出来事を通して、無垢の一枚板が楽器づくりという分野でも活躍していることに、あらためて驚かされました。長く大切に使われ、音となって人の心に届く──そんな役目を担える素材が、一枚板にはあります。
お気軽にご相談ください
今回は作家さんに楽器に使う目的で一枚板をご購入いただきました。一枚板や無垢材にはまだまだ知らない分野で使われているんだなと再発見しました。バイオリンなどもそうですが、無垢材は長い年月にわたって使うこともできる素材です。まだまだ可能性を感じます。
一枚板や木材、素材選びのこと、メンテナンスのこと、「これってどうなの?」と思ったことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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