茶室建築の水屋に使われる竹スノコ
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
木の店さんもくでは、日本の数寄屋建築や茶室などの和風住宅に使われる床の間材などの建築木材の取り扱いも行っております。
日頃から茶室や水屋に関するお問い合わせいただくのですが、最近では茶室を新築する問い合わせというよりは、現在使われていない和室を茶室にリフォームすることや、メンテナンスに関することが増えてきたように思います。
趣味の茶室はもちろん、茶道教室で長年茶室や水屋を使われていくうちに修理が必要になったり交換する部分もでてきます。
茶室の水屋
茶室には水屋が併設されることが多く、というより刀でいったら鞘のような存在で、なくてはならないところになります。
水屋のスノコは使っているとだんだん古くなって汚れてきたり、壊れてくる部分も出てきます。
スノコは竹で作られるので基本的には消耗品と考えます。
その時期がきたら交換が必要になってきます。
水屋のスノコ
水屋とは茶室でおこなわれる茶事や茶会を滞りなく行うための準備室、台所のようなところです。
水を使うところなので水屋スノコがあります。
スノコは晒竹
スノコの材料は晒竹を使います。
スノコを交換する際はタテとヨコの正確なサイズを測って製作になります。
竹の太さ
太さは5分丸と言って15㎜径の竹を使います。
下の画像は晒竹の水屋スノコになります。
スノコの取り外しが容易にできるように中央部分を欠けこみして手掛けにしています。
こちらのスノコは手掛け一本の欠けこみです。
竹と竹は銅線で繋いでいます。
下の画像のようにノリ巻きのように丸めることができます。
竹の上下を交互に並べてスノコにしています。
スノコと水屋
下の画像は水屋のスノコが敷かれる前の状態になります。
水皿の上に乗っているものは、米ヒバでつくられたスノコ受けです。
水屋スノコを敷き込んだところ
半間の水屋
下の画像は、表千家流儀の水屋とスノコになります。
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