無垢材・一枚板などの木材とオリジナル家具|木の店さんもく 木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。当店自慢の木材を使ったスピーカーや時計などのオリジナル家具の販売、ご自宅や店舗に合わせたオーダー家具の制作も承っております。

原木の製材方法【製材の考え方】一般木材とカウンター一枚板の製材方法の違い。

 

 

ひのき原木から一枚板を製材する方法。

 

 

 

今年の春先に原木市場で仕入れた

原木のうち

ヒノキを製材しました。

 

 

春先の原木市場なので

昨年の冬から今年の1~2月頃に

伐採された原木になります。

 

 

 

 

 

 

木材の製材と天板を取るための製材は違います

 

製材といっても

いろいろ考え方があります。

 

一番オーソドックスで

定番の製材といえば

杉の柱材をとる製材でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

一般木材の製材の考え方

 

 

近くにある製材所も

普段の製材は

杉の製材がほとんどで

 

杉の丸太から

柱を製材したり

板を製材したりします。

 

 

 

 

その製材では

ほとんどが住宅建築に

使われる木材になります。

 

 

 

 

その木材には

建物の中に隠れてしまう木材

 

目に見える部分に使われる木材

があります。

 

 

 

 

そしてもうひとつの

大きな特徴は

 

それぞれ

必要とされる木材には

規格サイズが存在します。

 

 

 

例えば

柱なら4寸角とか3.5寸角とか

通し柱、管柱

 

 

板なら胴縁、間柱や梁など

これ以外にもとても多くの

材料サイズが存在します。

 

 

 

一般製材は

基本的に住宅建築の木材の

さまざまなサイズに分かれた

パーツを製材していきます。

 

 

 

そこには

昔からセオリー(製材理論)があって

 

どのくらいの太さの丸太から

どのパーツがどれくらい多く

製材できるか

 

 

ということを常に考えながら

一本の丸太から

いかに無駄がなく

 

多くの優秀な材料を

製材しています。

 

 

 

 

製材の考え方は

そこになります。

 

 

 

その考えの応用で

節の無い材料

 

樹齢の高い太い丸太

を製材する方法などが

あります。

 

 

 

そして

それぞれの製材所によって

得意分野もあったりします。

 

 

 

 

たとえば

杉をメインにした製材所だけでも

 

長い材料が得意な製材所

建具材が得意な製材所

細い丸太を中心に扱う製材所

建築の造作材専門の製材所

太い丸太専門の製材所

 

 

などなど

まだまだあるとは思いますが

各製材所で得意分野や特徴があったりします。

 

 

 

 

製材所によって

得意分野、特徴がそれぞれ

違いがあるのですが、

 

 

共通するところは

「歩留まり(ぶどまり)」といって

 

 

目的とされる材料のサイズが

決まっていることが多いので

 

 

製材する原木の大きさ、形や質(節や割れ)などを

判断して

 

 

少しでも良い材料をどれだけ

効率よくたくさん製材できるか

 

 

というところを

とてもシビアに

考えて製材しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テーブルやカウンターの一枚板製材は「見た目重視」

 

今回の

ヒノキは

 

基本

テーブルやカウンターとして

使われる一枚板を

とるための製材です。

 

イメージする理想の

サイズはありますが、

 

サイズは決めていません。

 

どのような一枚板をとるか

 

製材をはじめてから

判断することが多いです。

 

製材をはじめる前に

 

原木の太さ、年輪の細かさ(樹齢)

節の有無、割れの具合

 

を原木の外見から予想は

しますが

実際は

最初に挽いてみて

 

 

どんな感じの木目なのか

木味はどうか

色はどうか

大きな腐れが出てこないか

 

乾きはどうか、乾燥に時間がかかりそうか

 

すぐに動いてしまいそうな木なのか

 

 

目に入ってくる情報

触った質感などからくる情報を

 

今までの経験に照らし合わせて

 

どのような

サイズの一枚板を製材するか

判断して

 

製材を進めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

岩手県産ヒノキ原木

 

 

 

このヒノキは

長さ240㎝ 

元口太さ80㎝ほど

末口が二股に変われていて

それぞれの径が40㎝ほど

 

 

 

二股の末口部分

 

 

 

 

 

元口

 

このように

股割れの部分が

Yの字に

なるような一枚板を

取るイメージでしたが

 

 

股割れのところからの

入り皮に腐れが

けっこう股の深くまで

入っている感じだったので

 

このまま製材しても

一枚板にしたときに

Yの部分が腐れて

使えないとあまり

意味がないので、

 

この向きは

やめることにしました。

 

 

 

 

 

 

この向きに変えて

製材します。

 

 

 

 

 

 

こちらが元口

 

 

 

 

製材をします。

 

毎回のことですが、

 

製材の向きを決めて

 

これでイイのかの自問を

一瞬のうちに考えめぐらし

 

OKサインを出して

製材がスタートする

 

その

最初のノコ入れは

 

 

緊張と不安とワクワクは

いつもよぎります。

 

 

 

 

 

 

ヒノキを製材すると

 

とたんに

辺り一面

ヒノキの香りが充満してきて

 

テンションが上がります。

 

 

なかなか

木味の良い

 

本来ヒノキの産地ではない

岩手産のヒノキの割には年輪も

それほど大きくないので

イイ感じの一枚板が

とれそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元口の芯の廻りの一枚板

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原木を回して反対側を製材していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

反対側からの製材スタート

またすこし

表情の違う

木目がでできました。

 

 

これも

原木製材では

たまにありますが、

 

最初にガッカリした後に

反対側の製材で

気に入った木目が

出てきてガッツポーズ

 

ということも

あったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

節が少なく

製材した一枚板も

冬伐採のおかげで

 

水分もそれほど多くない

軽めの一枚板がとれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

今回製材した

ヒノキの原木は

 

長さ2.4m

太さが

元口で80ほど

末口が二股で40㎝×2

 

 

すべて一枚板を

製材しました。

 

 

 

製材の厚みは

最初の様子見で

8分板(25㎜)を数枚

 

巾が広くなってくるに

つれて1寸(30㎜)

1寸5分(45㎜)と

製材していき、

 

 

一番大きなサイズで

巾35㎝~75㎝ほど

厚みは1寸8分(55㎜)の

一枚板を製材しました。

 

 

 

一枚一枚

製材しながら

 

杢の具合

割れ、節

そして

原木の芯との距離を

見ながら

どれくらいの厚みで

一枚板をとるべきか

 

それを常に考えての

製材でした。

 

 

 

 

 

 

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